- きょ
- I
きょ【居】住む所。 住みか。 住まい。
「~を構える」「~を定める」
~は気を移(ウツ)す〔孟子(尽心上)〕住む場所や環境は人の心に大きな感化を与える。IIきょ【挙】(1)振る舞い。 おこない。 くわだて。「予想外の~に出る」
(2)推挙すること。III「前頭(サキノカミ)の~によりて/大鏡(伊尹)」
きょ【虚】(1)備えのないこと。 油断。「相手の~につけこむ」
(2)うそ。 いつわり。⇔ 実「実か~かいうて見や/浮世草子・禁短気」(3)二十八宿の一。 北方の星宿。 虚宿。 とみてぼし。~に乗(ジヨウ)・ずる相手の油断につけこむ。~を衝(ツ)・く相手の備えのすきをついて攻める。IVきょ【裾】束帯の下襲(シタガサネ)の裾(スソ)で, 後ろに長く引く部分。 のちには天皇の料以外は下襲から切り放し, ひもで腰につけた。 身分・官位・季節によって, 地紋・色目・長さに決まりがあり, 官位の高い者ほど長い。 きぬのしり。Vきょ【距】(1)萼(ガク)や花弁の基部にある袋状の突起。 中に細長い蜜腺がある。 ラン・スミレ・ツリフネソウなどに見られる。(2)けづめ。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.